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芸科生の活動

デジタル・ストーリーテリング作品公開にあたって

2007年度より本学文学部芸術学科の授業で制作した、デジタル・ストーリーテリングによる作品を公開いたします。

デジタル・ストーリーテリングとは、写真とナレーションによる短い映像作品です。ダナ・アチェリーというアーティストが始めたもので、ここ数年、米国から欧州はもとより、日本でも広まりつつあります。

デジタル・ストーリーテリングの特徴のひとつは、特権的なアーティストや専門的なメディア産業人だけの表現形式ではない点です。むしろ、パブリックな表現などそれまで一度も経験したことのないような、ごく普通のひとびとによって多数の作品が制作されています。たとえば、BBC Capture WalesCenter for Digital Storytellingで、そうした普通のひとびとによる作品を視聴することができます。

制作は通常ワークショップ形式でおこなわれ、参加者どうしがそれぞれのアイディアについて議論を重ね(ストーリーサークルとよばれます)、相互に協力しあいながら、企画や台本をまとめ、機材のつかい方を実地で身につけつつ、作品を完成させ、プレビューまでおこないます。

わたしもまたここ数年、授業のなかに、デジタル・ストーリーテリングによる作品制作を採り入れようと試みてきました。映像制作の技法を身につけることが目的なのではなく、作品制作とその公開という過程をとおして、メディアについて学び、考えてゆくきっかけを手にしてもらいたいとおもいました。

今回対象とした授業は、二つ。「芸術メディア論演習1B」(2年生)と「視聴覚教育メディア論B」(3年生)です。それぞれ共通テーマを定め、そのうえで、「じぶんが抱えるもっとも語るべきテーマ」を探って、それを作品に仕上げていきます。その過程は、山あり谷あり、なかなか大変です。考え、悩み、議論し、制作して公開する。そうした経験から、表現することの意味や、メディアに媒介された自己イメージや他者との関係などについて、目を向けていくきっかけになればと願っています。

2008年2月
明治学院大学文学部芸術学科 芸術メディア系列
准教授 長谷川 一

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